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外山恒一謁見記

去る三・一二より一週間、私は九州福岡に遊んだ。といっても単なる遊楽ではない。勉学を修めるという大目的のためである。三・一二より遡ること数日、私は以下のような外山氏の投稿を一瞥した。第一回合宿の開催は聞き及んでいたものの予定が合わずに断念し…

私の郷国に死んだ富ノ澤麟太郎(中井繁一)

これから暫らく、このブログでは富ノ澤麟太郎の関連資料、主に周辺人物による回想などを公開していこうかと思っています。 今回は大正十四年五月『文芸時代』誌、富ノ澤追悼企画の一つとして掲載された中井繁一の「私の郷国に死んだ富ノ澤麟太郎」を紹介しま…

通販委託のこと

もはや今更の感が否みがたいのですが、「倉田啓明文集」「富ノ澤麟太郎文集」の委託先を記しておきます。 みじんこ洞(http://mijincodou.jimdo.com/%E3%83%9F%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%9F-%E3%81%BF%E3%81%AB%E3%81%93%E3%81%BF%E6%B4%9E/)様 古書肆マルド…

富ノ澤麟太郎の事

富ノ澤については資料が多くはありませんので、分かるところは分かる、分からないところは分からないという一応の区別があります。ですから今後目覚ましい発見でもない限りこれといった進展も無く、そういった意味では詰まらない作家だともいえましょうが、…

富澤麟太郎「雑記帳から」

雑記帳から 富澤麟太郎 剃刀のやうな講話は耳からでなく目から入れる ○ 木が花を咲かすやうな心持で芸術をやる。 ○ 恋愛は生きるためにやる その他のもの(労働)は食ふためにやる ○ 彼はすつぽりと心をあけて さて愛すといはれた時 その瞬間からその女を嫌…

富ノ澤麟太郎「ある日記」

ある日記 富ノ澤麟太郎 詩人N氏(N氏との関係は改めて書く)の多大なる力で先生に紹介してもらうことにした。 大正八年二月二十日。よく晴れた日だつた。動坂の先生のお宅に行つたのは午後二時頃だつた。 玄関でN氏が喚いた声は二階にひびいたらしかつた…

オンライン倉田啓明資料覚書

ネット検索等を使って、オンラインで閲覧可能な啓明文献のリストを作ってみました。私の知らないものもありましょうので、そういう場合はコメントなり何なりでご教示頂ければ随時追加致します。 国会図書館近代デジタルライブラリー(http://kindai.ndl.go.j…

「稀覯本の世界」掲示板より

「稀覯本の世界」(http://kikoubon.com/)という文学関係のサイトの掲示板上で、倉田啓明について幾らかの論が交わされたことがありました。以下はそれを切り貼りし纏めたもので、何らかの参考になるかもしれません。転載のご許可を下さった管理人様、どう…

倉田啓明「心中告白の記」

以下は「新小説」大正二年二月号掲載の倉田啓明「心中告白の記」を打ち出したものです。誤植等も含めて原本に従ったつもりではありますが、何分筆耕時の過失もありましょうからその点はご容赦ください。 情死の美は刹那の美にある。 私はその瞬間の心持を、…

文フリ参加のこと

タイトルを見た通りに違いありませんが、2014年5月5日に開かれる文学フリマ(於東京流通センター)に参加いたします。 出展するものは二つ、「富ノ澤麟太郎文集」と「倉田啓明文集」です。 いずれも戦前の無名作家の短編集でありまして、両方ともおよそ60ペ…

序言

さて、少しの深夜的ノリとその他多少の諸々がありましてblogを始めることと相成ったわけではございますが、まず第一に無精者ゆえに飽きて放置するという可能性が十二分に予想できるということと、そして自分の書いた文章など一月も経てば忽ちにして後悔の念…