2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧
富ノ澤については資料が多くはありませんので、分かるところは分かる、分からないところは分からないという一応の区別があります。ですから今後目覚ましい発見でもない限りこれといった進展も無く、そういった意味では詰まらない作家だともいえましょうが、…
雑記帳から 富澤麟太郎 剃刀のやうな講話は耳からでなく目から入れる ○ 木が花を咲かすやうな心持で芸術をやる。 ○ 恋愛は生きるためにやる その他のもの(労働)は食ふためにやる ○ 彼はすつぽりと心をあけて さて愛すといはれた時 その瞬間からその女を嫌…
ある日記 富ノ澤麟太郎 詩人N氏(N氏との関係は改めて書く)の多大なる力で先生に紹介してもらうことにした。 大正八年二月二十日。よく晴れた日だつた。動坂の先生のお宅に行つたのは午後二時頃だつた。 玄関でN氏が喚いた声は二階にひびいたらしかつた…
ネット検索等を使って、オンラインで閲覧可能な啓明文献のリストを作ってみました。私の知らないものもありましょうので、そういう場合はコメントなり何なりでご教示頂ければ随時追加致します。 国会図書館近代デジタルライブラリー(http://kindai.ndl.go.j…
「稀覯本の世界」(http://kikoubon.com/)という文学関係のサイトの掲示板上で、倉田啓明について幾らかの論が交わされたことがありました。以下はそれを切り貼りし纏めたもので、何らかの参考になるかもしれません。転載のご許可を下さった管理人様、どう…